メモリ1枚増設って結構大変です

「壊してはいけない」という縛りがあるのなら。
http://japan.cnet.com/blog/trans/today/2009/09/08/entry_27024797/

ネットワーク管理者が「めんどくさいことすんな」の意思表示に面白技術論使っているせいで小町的流れになってるけど、外部の営業担当の回答は全然普通。
「会社同士の業務作業」を「秋葉で適当なメモリ買って自分で付け替え」と比較されてる時点でどうなのという感じが。
保証機材だし書類手続き見積もり人件費その他であれぐらいの値段なら常識の範囲内のような。


あと、はてブコメ読んで少しもにょった。
ネットだとメモリ交換経験した人も多いから「たかがこのくらいで」みたいな空気が強くなるんだろうけど、本当は電子機器のガワを開けるって相当なリスクです。
特に日本みたいな四季で湿度がやたら上下するような環境だとESD(静電気)は凄く怖い。
冬場に対策無しアース無しで基盤直触りなんて台風の日に田んぼ見に行くじいさん並の死亡フラグです。
ガワの表面ならともかく内部に直で飛ばされたら付近の部品は軽く死にます。
ちなみに2KVぐらいだと自分でも飛んだことに気づけません。
火花が見えて痛みを感じる(5-10KV)レベルならPCの中に納豆こぼした位の取り返しのつかなさです。


ESDでの破壊の場合、「中途半端なダメージ」もありえて、特にPCのような複雑きわまるシステムだと「破壊されたかどうか」が直にはわからない事も結構ある。
無事なように見えてデータ転送が2〜3割遅くなってるとか。
自分では成功だと思ってる交換例も実はどっか逝ってるかも。
特にNo-ECCメモリなんてセルが一つでも死んだら即コンペアエラーだからとても危険。
ストレージアクセス処理のRET命令が一個NOPに書き換わってたらかなり残念なことになりますよ。


冬場の作業はケースからでもいいからGND落として静電リストストラップ付けて作業しましょう。
導電マットもあると安心だよ!