Togetterに漂うフィールドコンバット(FC版)感

わかる人の少ないたとえシリーズ。
変愚の魔獣使いにたとえるよりましですよね!


まとめよう、あつまろう - Togetter
この揉め事ネタなんですが。


揉めてる本人がまとめ記事を上げていらぬ火種を増やすという流れは、昔から伝わるネット伝統芸で珍しくもないんですが、Togetterの特性のおかげでかなり違う流れを感じます。
Togetterはそのまとめ易さから揉めやすいという観測は既にあちこちあったんですが、上の流れだと、まとめ易さというより「アイコン付きで他人の話言葉を抽出する」「編集内容が履歴に残らない」という二点がヤバい。


「アイコン付きの話言葉引用」はTogetter(Twitter)の売りですが、これによる「他人の意見」感は悪用が簡単、と言うことが上のTogetterで示されてる。
編集する側からすると、他人から同意見が寄せられてるという事実は武器として使いやすいし、なにより、意識せずにある程度の責任を引用元に移せる、というのが大きい。
しかも編集内容はシステムとして記載されないから、どのタイミングでどのTwitを追加したかは後から見た人には容易に判断つかない。
ある程度風向きが落ち着いてカウンター意見が集まったところでそれを追記、みたいな技も使えてしまう。


でも、これ恣意的に引用される側としてはたまったもんじゃないよなあ。
何気なく言った一言のせいでいきなり前線に竹槍一丁で放りこまれるようなもの。
下手な事言うな、と言われればそれまでだけど、前後の流れのカット・編集を「せざるを得ない」Togetterは、他のツールより揉め事方面での危険性は高いよね。
新規Twitを追加している編集主は「新たな引用元をどんどん揉め事の矢面に立たせている」という事に気づいてるのかなあ。気づいてたほうがヤバいか。


後付で他人の擁護意見を抽出して貼り付けていく流れに「キャプチャー>前線送り」を繰り返すジェネシス-3の姿を見ている気がします。ガンバレジャレコ