インターネット実名化は揉め事を大量発生させる

http://d.hatena.ne.jp/ululun/20080205/1202222863
id:ululunの例は「やる奴はどんな状況下でもヤル」という例ですが。
もしネットが実名化されたら、凄い勢いで揉め事が増えると予測。
理由は二つ。

スルーするためのしきいが上がる

発言が個人と結び付けられていると、当然「匿名だから」といって切り捨てることができない。
相手が特定できる以上、スルーする事は「議論から逃げた」とオーディエンスが判定しがちなため、どうしても反論せざるを得なくなる。
(この「変な突っ込みをスルーできずに大炎上」パターンはNIFTYでよく見た)
「相手が匿名だからスルー」っていうのは揉め事を減らすための知恵の一つですよ。

個人情報は論戦の武器になり得る

個人情報は、「その人のバックグラウンド」を指し示すため、混乱した議論では武器になりやすい。
建設業者が「ガソリン税は維持すべき」と主張したら絶対突っ込まれる。
また、個人情報を使って、議論と関係のない領域で攻撃するというアンフェアな戦法も可能になる。
(この「個人情報を使って議論と関係のない領域でのバトルに持ち込む」という技は実名推進派の人がやたら使ってる気がする)
歴史を紐解くまでも無く、新しい武器は争いの火種。


実際fjやらNIFTY-SERVEやらの実名が基本であるコミュニティでは揉め事が少なかったかと言われると…
日々揉め事って感じだったもんなあ。