メーカーを馬鹿にするのもいい加減にしろ

このニュースは、他業種とはいえ読むたびにハラワタ煮えくりかえるのでここで発散しておく。

「ダビング10」が一時凍結、情報通信審議会で事実上決定 | 日経 xTECH(クロステック)

権利者側は全員下の毛をチャックにはさんでのたうち回ればいいのに。


何が腹立つって、権利者側が「メーカーがダビング10を喜んで実装している」と言わんばかりの発言をしている事。
本気で思ってるなら頭の病気だから早く病院へ行ったほうがいい。
メーカーがあんなクソ規格押し付けられて喜ぶ訳無いだろうが。


技術屋が一番作りたいのは、今も昔も「自分が欲しいモノ」なんだよ。
わざわざ不便でつまらないとわかってる機能を製品に実装しなければならないなんて苦行以外の何物でもない。
その制限の中でも、少しでも使いやすくしようと技術馬鹿共は日夜努力している。
そんな連中に平気で「お前らの好きで作ってるんだからこっちの意見を飲め」とか良く言えるもんだ。
そもそも、過去の議論で技術的にも経済的にもメリットのあるEPNというメーカーの提案を蹴ったのは権利者側なのにも関わらず、「ダビング10は権利者側の提案したものではない」とかのたまう始末。
公園の鳩の集団にでも啄ばまれればいいのに。


先行き不透明な市場でコスト競争にしのぎを削る連中に向かって「俺ら損してるらしいからお前らの収入よこせ」と言える神経も凄い。
今の時代、どこの現場も「少しでもコストダウンを」が合言葉。PCBAコストダウンなんて本当に1セント2セントの勝負をしている。
そんなメーカー連中に、市場データの損失分析もせずに平気でウン百円とか何%とか根拠の無い言い値を出してくる。
しかも集金した金の著作権者への分配は(技術的には調査可能なのにも関わらず)良くわからないから適当に分配、ときたもんだ。
寝言は寝ている間だけにして下さい。


この件に関しては、家電業界は本当にクーデター起こした方がいいと思うよ。