「IP晒しが犯罪かどうか」問題は奥村弁護士に聞くのが一番早い気がする

otsuneさん、そりゃあんまりだよ… - へぼへぼプログラマ日記
この手の話でid:okumuraosakaにかなう物なし!
IPアドレスを晒したら罪になるか」という話が「IPアドレスは通信の秘密に含まれるか」という話と「掲示板管理者は特定電気通信役務提供者に当たるか」という話になぜか分解されてゴチャゴチャになってるし。


ちなみに、プロバイダ責任制限法の本来の目的は、名前の通り
「特定の条件下でプロバイダの責任を免責する」事が目的の法律なんで、適用された方がお得。
要は「こういう対応をすれば民事で訴えられても負けないと定めた法律」という事です。
「情報請求されたら開示しないと罰せられる!」みたいな話ではないはず。

2008年07月10日 otsune JANOGどころか論理として通用してないよ。プロバイダ責任制限法をblogコメント欄ログとblogユーザーに応用してるのは飛躍しすぎ。軽犯罪法でカッター所持者を別件逮捕してんじゃないんだ

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/nihen/20080710/1215650897

プロバイダ責任制限法をblogコメント欄ログとblogユーザに応用する事自体は何ら不思議はないですよ。>id:otsune
立法趣旨からしても。むしろ応用されないと困る。
これが応用されないと、コメント欄に全然関係ない他人の名誉毀損や個人情報を書き込まれた場合、ブログ主が損害賠償責任を負う話になってしまうんで。


ただ、IPアドレス公開したら通信の秘密を犯すから犯罪というのはさすがになあ。
この論だとDNS設置したら即犯罪という話になるような。そこらへん法律で切り分けられないから。
ネットワークアプリケーションの殆どが通信の秘密を破ります!大変!


この話は「これが犯罪になった場合、どんな問題が生じるか」という事を気にしているか否かで温度差が出てる気がする。
開発者としては、ネットワーク関連ソフトを作っただけで「通信の秘密の侵害幇助」なんて汚名を着せられるのはちょっとなあ。


追記:
今回のネタが盛り上がってるのは、話の内容だけじゃなくてid:nihenの対応がアレだったからだと思う。
特定電気通信の通信の秘密に関するまとめ - へぼへぼプログラマ日記

上記エントリにまともな反論がないので簡潔に以下でファイナルアンサーとすることにしました。

俺以外全員間違ってるから俺が正しい宣言!大勝利!
そらid:otsuneも何だこれですよ!もっと色々オブラートに包んで!